【余談】 【読書】 池井戸潤 「セールストーク」

【余談】 【読書】 池井戸潤 「セールストーク」

本作は弱小地銀・京浜銀行 “激戦区” 羽田支店支店長・田山による不正融資のお話。

資金繰りに行き詰まり、倒産寸前に追い込まれている印刷会社の経営者・小島に、
業績不振を理由に融資を断る羽田支店融資課長・北村。

   生き残ってくれというのは簡単だが、生き残るのは難しい。
  ビジネスの世界に努力賞も敢闘賞も無い。結果が全て。
  ひとたび不渡りを出せば、債権者という債権者がハイエナのように
  小島印刷に群がり、感情を排した分捕り合戦が繰り広げられるのである。
   熱意、執念。そんな精神論で切り抜けられるのなら、銀行は要らない。
  北村は、小島印刷の不渡りを覚悟した。

  [池井戸潤 「セールストーク」 『かばん屋の相続』 (文春文庫 [pp.61-62])]

が、想定外なことに、小島印刷から5,000万円の決済資金が振り込まれ、
残高不足が埋まることになる。

  “ウチが貸せなければ、どこの銀行も貸せません”

――メガバンクがひしめく羽田エリアにおいて、
これが 「とっておきのセールストーク」 であるとはいえ、
弱小地銀・京浜銀行にとっては嘘偽る本音だった。

その京浜銀行すら融資できない小島印刷のもとに、
いったいどうやってこれだけの資金が集まったというのか。

これに絡んでいたのが、支店長・田山だ。

田山は 「いい会社じゃないから、要求を呑ませられる」 という名目で、
ハネダ塗装店に突如5,000万円の融資を持ち掛け、その資金を
小島印刷へ貸してもらうという絵を描き、それを実行した。

結果、小島印刷はコンサルタント料という名目で田山に300万円支払い、
そして5,000万円の決済資金を京浜銀行へ降り込めた、というわけだ。

なんちゅうコンプラ違反だよ……(笑)

それにしても、池井戸潤氏、短編も面白いぞ。

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