【余談】 【読書】 星新一 「企業内の聖人」

【余談】 【読書】 星新一 「企業内の聖人」

本作は、「人のよさ」 で入社試験に合格し、営業部員から挙句社長にまで出世した男の顛末。

その男の仕事ぶりは

  ひとつのことにとりかかると、それに心から没入してやりとげ、
  あとに好印象を残す。
  それはそれでいいことなのだが、給料分の働きになっていない。(p.214)

――万事、この調子だ。

「社のために、心血をそそいで」 業務に熱心に取り組み、
「当人もそれに生きがいを感じている」 ものの、
企業サイドからすると、「しまつが悪い」。

なので、上役も、人事部も画策して彼を追い出そうとするが、
「愛社精神の権化」 である彼を追い出せるどころか、
その試みはいずれも上手くいかず、終いにはその行為に
「深く反省」 する始末である。

そうこうするうちに彼は 「祭り上げ」 られ、
結果、「新しい社長」 になってしまった。

本作を読み、出世の方法として、一瞬、なるほど、と唸ってしまったが、
筆者は私のように考える読者に対して釘を刺すことも忘れていない。

  この昇進ぶりを見て、まねを試みようと考える社員が、ないでもなかった。
  しかし、平凡な人間にできるものではない。
  苦痛でもあり、すぐにばけの皮がはげる。
  彼のごとき、うまれつきの聖人でなければむりなのだ。(p.224)

――そう、彼こそは 「神がつかわされた救世主」 であり、
凡人が 「救世主 (メシア)」 になりたいと考えること自体、
ありえないのだ (笑)

個人的には、読んでいる間中、腹を抱え込んで笑いこんでしまった爆笑の一編

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